海洋学部では地域の子どもたちに向けた「海の大学~海の研究室プチ体験ツアー~」を開催しました

海洋学部では11月12日に静岡キャンパスで、地域の子どもたちに向けた「海の大学~海の研究室プチ体験ツアー~」を開催しました。静岡市清水区にある折戸生涯学習交流館との共催事業で、水生生物や水中ロボットに関する授業?施設見学を通して、海の魅力を知ってもらおうと毎年実施しているものです。当日は20名の親子が参加し、2グループに分かれて水産学科の秋山信彦教授や、海洋理工学科海洋理工学専攻の坂上憲光教授の講義を受講し、研究施設も見学しました。

水中生物に関する講義を担当した秋山教授は、まず遊泳生物(ネクトン)や底棲生物(ベントス)、浮遊生物(プランクトン)がもつそれぞれの特徴を紹介。さらに、プランクトンとして生まれながらも、成長するにつれてネクトンやベントスへと変わる魚類や甲殻類の写真を示しながら、水中生物の魅力を語りました。その後、秋山教授の研究室に所属する学生がタツノオトシゴやフグをはじめとしたさまざまな生き物を研究している水産飼育実験室を案内し、子どもたちは目を輝かせながらさまざまな生き物に見入っていました。

水中ロボットに関する講義では、坂上教授がケーブルの有無や形状などによって異なるロボットの役割や研究成果について説明。生物の動きをイメージして設計された水中ロボットの動画を交えて紹介しながら、ロボット工学の魅力を話しました。講義のあとには、同学科の渡邉啓介教授の研究室に所属する学生たちが、ロボットを動かすためのプログラミング体験を実施。センサーに物が当たると止まったり、後進したりするロボットの様子を見学した参加者は、「プログラミングはもっと難しいものだと考えていましたが、分かりやすく教えてもらい楽しめました」「小学校でもロボットを使って遊んでみたい」と笑顔で話していました。