大学院健康科学研究科看護学専攻が「修士論文中間発表会」を実施しました

大学院健康科学研究科看護学専攻では11月4日に伊勢原キャンパスで、「修士論文中間発表会」を実施しました。本専攻は高度な看護実践スキルと看護学に寄与する研究能力や国際的視野を合わせ持つ看護職者の育成を目指し、「研究コース」に看護基礎科学、産業?地域保健看護学、看護管理学、臨床実践看護学の4領域、「専門看護師(CNS)コース」に家族看護、遺伝看護、クリティカルケア看護、がん看護の4領域を設置しています。この発表会は、研究計画や進捗状況などについて教員や他領域の大学院生から質問や助言を受けることで課題解決の糸口を見出し、研究を充実?発展させることを目的としたものです。2年次生10名と1年次生4名が発表し、教員や医学部付属病院の看護師ら31名が参加しました。

井上玲子専攻科長のあいさつに続き、論文の完成を控える2年次生がこれまで取り組んできた調査や実験、データ分析の進捗状況についてプレゼンテーション。1年次生は、今後本格的に開始する研究の背景や目的、計画を発表し、活発な質疑応答や意見交換を展開しました。大学院生は、「ディスカッションを通じて自分の研究を客観的に見直すとともに、これまで考えが及ばなかった新たな視点に気づくことができました。いただいた意見やアドバイスを生かして研究を進めたい」と意欲を見せていました。

最後に、妻鹿ふみ子研究科長が登壇。「看護に限らず、さまざまな関連分野についても先行研究や文献を調査し、研究を深めてください。看護研究の成果は実践現場で役立ち、より充実した医療につながると期待されています。ぜひしっかりと論文にまとめ、広く成果を発信してほしい」と激励しました。