近畿大学、帝京大学と「私立総合3大学アライアンス」を締結しました

澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐では4月16日に東京?霞が関の文部科学省12階記者会見室で、近畿大学、帝京大学と「私立総合3大学アライアンス」を締結しました。このアライアンスは、澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐感染症の拡大を受け、高等教育のあり方にも大きな変化が予想される中、医学部を含めた幅広い学問分野を有し、志を共有する私立総合3大学が、コロナ後とその先の次代を見据え、より高い次元の教育?研究成果を社会へ還元していくことを目指すものです。またその過程において、これからの大学のあり方を追求し、社会に一石を投じることを理念としています。

締結式には学校法人近畿大学の世耕弘成理事長と学校法人帝京大学の冲永佳史理事長?学長、本学の山田清志学長が出席。初めに山田学長が、「3大学は医学部を含めた私立の総合大学で、それぞれに確固たる建学の精神を有しており、学生の総数は私立大学全体の約5%に当たる約8万4000人を数えます。同じようなガバナンス体制を持っていることから、アライアンスを締結してはどうかと世耕先生、冲永先生に相談したところ、非常に挑戦的な試みであるとご理解をいただき今日に至っています」と経緯を説明しました。さらに、大学間の協定に見られる単位の互換や授業の相互乗り入れなどだけでなく、「ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた活動をしていきたいと考えています。一本の矢でも十分強い私立大学ですが、三本の矢になることでより強固な活動が展開できるものと思っています」と展望を語りました。

続いて世耕理事長と冲永理事長?学長がそれぞれの大学の歴史やこれまでの実績を紹介し、世耕理事長は、「大学には新型コロナの拡大による学生への授業対応、病院での患者さまの受け入れなど、喫緊に対応しなければいけない課題が山積しており、ポストコロナの時代にはさらに大きな変化がやってくることが想定されます。連携を通じて大学界のフロントランナーになることで新しい教育のあり方について検討し、単独ではなかなか踏み切れない新たなチャレンジをしていきたい」と力説。冲永理事長?学長は、「独自に培ったリソースを出し合うことで補完できる事象も必ずあると考えています。それらを用いることでシナジーを生み出し、人材育成に資する教育環境をお互いに醸成して切磋琢磨し、グローバルな視点を意識しながら社会に活力をもたらす活動を展開できれば」と期待を語りました。

調印書へのサインに続いて、具体的な取り組みや将来的なイメージなどについて報道陣からの質問に答えました。今年度はすでに「NHKライブラリー」の111番組の共同利用が可能となっており、本学では授業を補完する教材などに活用するほか、学生たちの見分を広げるために活用を促進する予定です。将来的にはリモート授業用教材といったコンテンツの共有や共同開発、共同研究の実現など、教育、医療、研究?国際化、経営?管理などさまざまな分野での施策を展開する計画となっています。