政治経済学部の学生が全日本中国語スピーチコンテスト神奈川大会で最優秀賞を受賞しました

政治経済学部政治学科の丸山晴さん(4年次生)が、10月3日に横浜市?地球市民かながわプラザで開催された「第39回全日本中国語スピーチコンテスト神奈川大会」の「朗読発表会部門」大学生?大学院生の部で、最優秀賞を受賞しました。丸山さんは、昨年度に開催された第38回大会でも最優秀賞を獲得しており、今回で2年連続の受賞となりました。本大会は日本国内での中国語の普及や両国の相互理解を深めることを目的に、神奈川県日本中国友好協会が毎年開催しているものです。他の都道府県でも同様の大会が開催されており、各大会の最優秀賞受賞者は都道府県の代表として、全国大会一次審査(音源審査)へと進みます。

丸山さんは、昨年度の大会後は日本中国語検定協会が実施する検定試験で2級を取得したほか、中国政府公認の中国語能力試験「HSK」で難易度の高い5級を取得するなど、資格の獲得にまい進。また、語学教育センターの森山美紀子教授らが指導する日中言語交流サークル「CCU2021」にも毎週参加し、オンラインで中国人留学生らとの交流を通してネイティブに近い発音を身につけてきました。今大会は、「中国語をよりいっそう上達させたい」という思いから、8月末に出場を決めました。今大会の課題文「挫折を抱えて再出発する」は、心情の描写が含まれた文体で、声の強弱や身ぶり手ぶりなど感情表現が重要となるため、本番当日まで森山教授とマンツーマンで毎日のように朗読練習を重ねてきました。また、CCUに所属する留学生や外部の講師からもアドバイスを受け、中国語ならではの感情表現も磨き、大会へと臨みました。

当日は、会場で練習を重ねてきた感情表現の豊かなスピーチを披露。丸山さんは、「昨年度に最優秀賞をいただいたこともあり、今大会は以前よりも大きなプレッシャーを感じました。大会までの期間は、感情表現の方法について森山先生と何度も意見を出し合い、自分に合ったスタイルを確立していきました。コロナ禍で語学留学はできませんでしたが、その分の空いた時間は単語や文法などの勉強をしていたので、その成果も発揮できたと思います」とコメント。会場でスピーチを見守った森山教授は、「今回の課題文では演劇に近い感情表現が要求されたので、対面やオンラインで毎日時間を見つけて練習しました。丸山さんの個人的な努力や大会に向けて練習を重ねてきたことが評価されてよかった」と話しました。