バイオサイエンス学科?永井竜児教授の著書『間違いだらけの栄養学 「食べ物」と「食べ方」で”健康長寿”になる新常識!』が刊行されました

農学部バイオサイエンス学科の永井竜児教授の著書『間違いだらけの栄養学 「食べ物」と「食べ方」で“健康長寿”になる新常識!』(辰巳出版)がこのほど刊行されました。病気を未然に防ぐ「栄養学」と「食品機能学」に加え、永井教授の専門である老化についての最前線の研究成果をもとに、日々の健康的な生活に役立つ食事の知恵や医学の意外な常識を紹介しています。

永井教授の専門分野は食品機能科学や生化学で、生体のさまざまな代謝経路から生成する終末糖化産物(AGEs)を測定し、糖尿病合併症マーカーへの応用性を検討する研究に取り組んでいます。また、AGEs抑制をはじめ、糖尿病合併症のようにかかってからでは完治が困難な疾患を予防する食品成分の探索を続けています。2007年にはトマトの新機能性成分「エクスレオサイドA」(EscA)に動脈硬化の抑制効果があることを世界で初めて報告しました。

本書では、「がん?糖尿病になりたくなければ、管理栄養士の助言を聴きなさい」「老化の原因を探る! AGEsの真実と栄養学の最前線」「逆転した医学と栄養学」「トマトに含まれる奇跡の成分“エスクレオサイドA”の秘密」「病を予防し健康寿命を延ばす」の5章にわたって、最新の研究成果に基づく知見を紹介。また、「栄養学のウソ?ホント」と題したコラムでは、一般的に知られる栄養素や機能性食品の科学的分析についてわかりやすく解説しているほか、管理栄養士が考案したEscAを豊富に含み、栄養成分を壊さない「トマトレシピ」なども紹介しています。

永井教授は、「本書では、特別な食事やサプリメントを摂取せず、ハードな運動を課すこともなく、トマトなど日々口にする食材を使い、食事も運動も普段の生活の中で気軽に改善策を取り入れ、意識して習慣化することで病気にならない健康づくりの方法を紹介しています。人生100年時代を目の前にして、ただ長寿になるだけでは幸せにはなれません。すべての基本は自分自身の健康であり、家族の健康。元気で若々しいカラダをつくるためのヒントを私なりの体験と研究成果をもとに解説しました。ぜひ参考にしてもらえれば」と発刊への思いを語っています。

【出版物概要】
書名:『間違いだらけの栄養学 「食べ物」と「食べ方」で“健康長寿”になる新常識!』
著者:永井竜児
出版社:辰巳出版
定価:1400円+税

永井教授の研究室ホームページはこちらからご覧ください↓
http://www2.kuma.u-tokai.ac.jp/~rnagai/