工学部

航空宇宙学科 航空宇宙学専攻

先輩?卒業生からのメッセージ

工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻を目指す皆さまに向けて、先輩?卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。

堀井 滉大
インターステラテクノロジズ株式会社
堀井 滉大さん

2020年度卒業

より実践的に宇宙を学び、将来に役立てたい

私は、小学生の時に皆既日食を見て、もっと宇宙について知りたい、宇宙に行ってみたいと思うようになり、大学では宇宙にかかわる研究がしたいと思い、航空宇宙学専攻に進学しました。航空宇宙学科では、航空工学、宇宙工学はもちろんのこと、宇宙科学を学ぶことができ、将来へつながる研究を自分の好きな分野で行うことができます。航空宇宙学科には、「航空宇宙特別プロジェクト」というものがあり、そこでは、「衛星」、「航空機」「宇宙構造物」などのものづくりに自分たちで取り組むことができ、自らをさらに成長させることができます。私は、航空宇宙学科のプログラムではありませんが、学生主体でロケットを製作する「澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐学生ロケットプロジェクト(TSRP)」に所属しています。ここでは授業で学ぶことのできない実際に手を動かす作業を通して、より実践的な学習をすることができ、マネジメントなど社会に出て役に立つ活動をすることができます。このように、澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐にはさまざまな分野を通して、自分の夢に向け活動することのできる環境が整っています。ぜひあなたも私たちと一緒に自分を成長させてみませんか?

一つの分野をより深く

私はロケットエンジンに興味をもち、ロケット推進を学ぶために航空宇宙学科に進学しました。当学科ではロケットや航空機、人工衛星など航空宇宙に関する科目が幅広く開講されているため、自分が興味をもった分野を学ぶことができます。私は学科の授業のほかに「澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐学生ロケットプロジェクト(TSRP)」に所属しており、ここでは授業で習ったことを生かして実際にロケットの設計や開発をすることができます。その中で私は主に推進系まわりを担当し、エンジンの設計や運用、燃料の開発などを行ってきました。4年次からは本格的に研究が始まりましたが、私が所属する研究室ではこれまでのTSRPでの活動と同様に、ロケットエンジンの研究を行っていて、TSRPで身についた知識や経験がとても役に立っています。航空宇宙学科にはさまざまな分野の研究室と、自分たちでものづくりに取り組める「航空宇宙学特別プロジェクト」があります。その中で自分の興味のある分野を見つけ、一つの分野についてより深く学ぶのもきっと楽しいと思います。皆さんもこの学科で夢中になれることを見つけられれば幸いです。

渡邉 琴巴
修士課程2年次在籍
渡邉 琴巴さん
塚田 佑貴
防衛省防衛装備庁 陸上装備研究所
塚田 佑貴さん

2010年度工学研究科

航空宇宙学専攻修了

貴重な時間に、貴重な経験を

航空宇宙学専攻に興味のある皆さんは、どんな学生生活を想像していますか。将来、ロケット、航空機の設計や研究開発をしたいなどの夢があるのではないでしょうか。私が航空宇宙学専攻を選んだ理由は「ものづくりが好き」、「気象などの自然現象に興味がある」などの漠然としたものでした。そのため、入学したばかりの頃は将来どんな仕事に就いているのか想像もつきませんでした。航空宇宙学専攻では基礎的な科目からはじまり、徐々に専門的な科目になっていきます。私は流体力学などの専門的な学問に触れるにつれて、将来やってみたいことが具体化してきたような気がします。特に4年次から修士課程2年までの3年間取り組んだ研究では専門性を深めるだけでなく、実験結果の分析、問題解決力やプレゼンテーション方法など多くを学びました。今も仕事で研究や授業において得た知識を使っており、英語やコンピュータを使ったデータ解析なども役立っています。 大学生活は4年間、修士課程に進学しても6年間です。自分のやりたいことを見つけ、知識を得るには短い時間ですが、これだけ学べる環境があるのは学生時代だけだと思います。皆さんも、この貴重な時間を航空宇宙学専攻で過ごしてみませんか。

実践的な経験から自らの可能性を広げる

宇宙は好きですか? 飛行機は? ロケットは? 大好きだ! って叫びたいけどちょっと恥ずかしいあなた、心配しないでください。ここには宇宙好きや飛行機好きな仲間がたくさんいます。この専攻の一つの特徴はさまざまな「航空宇宙特別プロジェクト」があることです。これらのプロジェクトは学生が主体となり、学科や先生方が活動を支援してくれます。私は入学後、ここでロケットに出合いました。小型のハイブリットロケットの製作、実験、打ち上げを通して、仲間とともに多くの実践的経験とほかの大学には負けない自信をもつことができました。 そんなロケット漬けな大学生活(ちゃんと研究もしていました)を経て、私は今、ロケットのシステム設計の仕事に就いています。ロケットの打ち上げを成功させるため毎日さまざまな技術的課題に向き合い、技術者としてのやりがいを感じています。大学に入る前は将来このような仕事に就くとは思ってもみませんでした。この大学で学んだこと、ロケットプロジェクトで得た経験、そして何よりも、この大学で出会った先生、先輩、仲間の影響により今の自分があります。これから大学を選ぶあなたに一つのアドバイス。小さな一歩でもいいので行動してみてください。そこで出会う仲間や先生があなたを後押しして、ちょっと踏み出した一歩がいつの間にか100歩になるかもしれない。大きくジャンプすれば宇宙にだって到達できる。今まで見えなかった新たな自分の可能性を広げるために、よりよい選択を。

渡部 俊輔
IHIエアロスペース ロケット技術部
ロケット 技術室
渡部 俊輔さん

2010年度工学研究科

航空宇宙学専攻修了