基盤工学部

医療福祉工学科

先輩?卒業生からのメッセージ

基盤工学部電気医療福祉工学科を目指す皆さまに向けて、先輩?卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。

岡田 茜
3年次在籍
岡田 茜さん

同じ目標をもつ仲間とともに励まし合いながら学ぶ

本学の一番いいところは、臨床工学技士になるという同じ目標を持つ仲間とともに学べることです。つらいときは励まし合い、できないところを教え合うことで、切磋琢磨しながら充実した日々を送っています。「病理学」の授業では、感染症や心不全などがどのような原因で引き起こされるのかを学び、医療チームの一員として働くことをイメージすることができました。また、ゼミではディベートの授業があり、「幼児に英語教育をするべきか否か」というテーマで、賛成派と反対派に分かれて議論しました。自分の考えを整理したり、自分の意見を他人に伝える難しさを学びました。私は地域のオーケストラ楽団に所属し、フルートを担当しています。楽団にはさまざまな年齢層の方がおられ、いろんな話をしてくださるので勉強になります。4年間の大学生活は、専門学校よりも時間的に余裕があるため、趣味などを通じて社会勉強ができ、充実した時間を過ごすことができます。

ボクシングで培った忍耐力で目標に向かってチャレンジし続ける

化学分野の開発の仕事をしている父の助言で、医療情報と臨床工学の学びが生かせる臨床工学技士を目指し本学に進学。解剖学や人工呼吸器の基礎構造を学んでいます。昨年受験した第2種ME技術実力検定は合格できず悔しい思いをしたので、今年はオリジナルのノートを作成して試験勉強に取り組んでいる最中です。もともと体を鍛えることが好きな私は、1年次に学外のボクシングジムに所属。レベルの高いトレーニングに没頭した結果、半年後にプロテストに合格し、試合も経験しました。授業を受けた後に3時間のトレーニングを行う毎日ですが、夜は必ず勉強することを自身に課しています。彼れてどうしても勉強したくないときは、早朝に勉強します。厳しい体重制限を乗り越えた経験を通して、自分をコントロールする力を養い、目標を達成するまで勉強をやり抜く習慣が身につきました。目の前の課題を一つずつ克服することで前進し、資格試験合格を必ず勝ち取ります。

春原 青空
4年次在籍
春原 青空さん
井手下 消香
独立行政法人国立病院機構長崎医療センター
井手下 消香さん

2019年度卒業

臨床の現場で知識や経験を積み重ね医療に貢献できるエキスパートに

国家資格が取得できる点が魅力で、本学科に進学しました。医学系と工学系の分野を深く学びましたが 「ストレスが原因で胃潰瘍になる」など、原因と結果の関係が理解しやすい医学系科目は得意な反面、電気?電子工学を理解するのに苦労しましたが、独自の勉強法を考案するなど、工夫して乗り越えました。小学校低学年から高校時代まで続けたサッカーで培った負けず嫌いの精神で、目の前の課題を乗り越えた時の達成感が次の目標に向かう原動力ですね。一方、臨床実習では、手術の現場を体験するなど、たくさんの貴重な経験をしました。心電図上の波形の変化を読み取り、患者さんの心臓の動きを把握しながらてきぱきと行動をする医療スタッフの皆さんの真摯な姿に、尊敬の念を抱きました。患者さんの治療に全力を尽くす医療チームの俯熱に刺激を受けたことで、医療を通じて社会に貢献したい思いがいっそう強くなりました。臨床の現場でさまざまな経験を積み、患者さんやスタッフに信頼されるように成長したいです。

学んだ最先端の知識と技術を礎に信頼される医療機器のプロに

母親が看護師をしていて、子どもの頃から医療関係の仕事がしたいと思っていました。高校3年生のときに本学のパンフレットを見て、臨床工学技士という仕事が患者さんに深く関わり、医療スタッフの支えになる仕事だということを知り、本学科に進学しました。医療現場では、透析室、オペ室、カテーテル室など、環境によって扱う機器が違うだけでなく、それぞれの機器がH々進化するため、構造や手順について深く理解し、常に学び続ける必要があります。特に、人工心肺装置を扱うときは、実際に患者さんの心臓を止めて機械を調節するので、人の命を預かる重さを感じます。企業に就職する選択肢もありましたが、救急の現場で命と向き合っておられる本学の卒業生の話を聞いて、私も直接患者さんと向き合い、命を救う仕事をしたいと思うようになりました。就職が内定している病院ではオペ室を希望しています。医療機器のプロとして、患者さんや医療チームの皆さんに信頼していただけるような臨床工学技土になりたいですね。

中島 優果
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院
中島 優果さん

2019年度卒業