タイ?モンクット王トンブリ工科大学とウェブ?ワークショップを開催しました

情報理工学部情報科学科の高雄元晴教授が中心となり、本学とタイ?モンクット王トンブリ工科大学(KMUTT)による「The 1st. Tokai-KMUTT web workshop on design」を3月5日に、オンラインで開催しました。両大学はこれまで澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐にKMUTTの学生たちを外部資金によって招く形で、毎年1週間にわたり学生ワークショップを開催するなど交流を続けてきました。しかし、澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐感染症の世界的な拡大によりこれまでと同様の交流が不可能となったことから、今年はオンラインでワークショップを英語で行うこととなりました。

本ワークショップの交流主体が本学は情報科学科、KMUTTがデザイン学科であることから本年度は「HOW WE CAN ILLUSTRATE THE LASTEST BIOMEDICAL INFORMATION」をテーマにとし、イラストやバーチャルリアリティ(VR)?ミックスドリアリティー(MR)技術を通じて最新の医学的知見をいかに誰でもわかりやすく理解してもらえるか2名の専門家を招いて英語で講演をしていただくとともに、参加者の皆さんに考えていただく機会を設けました。最初に米国でメディカルイラストレーターとして活躍するチナミ?マイケルズ氏(バーロー神経学研究所)が登壇。「Communicating science visually! Medical and scientific illustration present and future」と題して、わかりやすく伝わりやすいメディカルイラストレーションのポイントと実際、VRやMRを使った最新の視覚コミュニケーション技術について丁寧に説明していただきました。

続いて、タイ?マヒドン大学の医学者であるチャニン?リモンシー専任講師(内科学)が登壇。「Bringing gene testing to the Thai population」という演題で遺伝子検査に関する最新の知見とその重要性をわかりやすく解説していただくとともに、医療現場における遺伝子検査の実際から生命倫理への懸念にいたるまで幅広いトピックから総合的に遺伝子検査を俯瞰できるような内容でした。これらの講演に関して、予定を1時間延長しなければならないほど盛んに本学学生を含む参加者からの質疑応答がなされました。

高雄教授は今回の成果について、「今回のオンラインワークショップには両大学の学生?教員25名の参加者がありました。また、インターネットの告知を見たアメリカおよびイギリスの若手医師3名の聴講もあり、トータルで28名のワークショップとなりました。澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐感染症によるパンデミックから自らの命を守るために一人ひとりが最新の医学知識についてビジュアルメディアを通してタイムリーに正しく理解し、自ら考え適切に行動することが求められています。このビジュアルメディアの作成にはイラストレーター?デザイナーのみならず情報技術者もかかわっています。ワークショップを通して国際的な視野で自らが学ぶことが将来どんなところで生かせるのか考えるきっかけとなれば、企画した教員として幸いです」と話していました。