海洋生物学科の大泉教授が撮影したシャチの白色個体の写真が領土?主権展示館の企画展「知られざる北方四島―歴史?文化?自然―」で展示されています

海洋学部海洋生物学科の大泉宏教授が北海道羅臼町沖の根室海峡で撮影したシャチの白色個体の写真が、3月16日から東京?霞が関の領土?主権展示館で開催されている企画展「知られざる北方四島―歴史?文化?自然―」で展示されています。写真は2019年に根室海峡でシャチの生態を調査していた大泉教授の研究グループが発見して撮影したものです。日本で白いシャチを記録したのは初めてで、昨年夏には調査内容をまとめた論文が日本哺乳類学会誌『哺乳類科学』に掲載されました。

企画展では、北方四島付近に生息しているシャチの生態や、北海道と周辺地域の先住民であるアイヌ民族にとってシャチの頭骨が信仰の対象となっている歴史などが合わせて紹介されています。大泉教授は、「日ごろ海洋生物に興味のない人でも、展示会を機に関心を持ってくれるのではと期待しています。『日本の海にはこんな生物もいる』と知ってもらえれば」と語っています。

企画展は5月9日(日)まで開催されています。