土木工学科が「公務員試験合格者速報会」を開催しました

建築都市学部土木工学科では7月23日に、湘南キャンパスで「公務員試験合格者速報会」を開催しました。公務員試験合格を目指す2、3年次生に向けて今年度の試験に合格を果たした4年次生が勉強法や面接といった試験対策を伝えようと実施しているものです。今回は12名が出席し、東京都に採用が決まった豊田雅之さんと、神奈川県に採用が決まった鈴木信乃さんが登壇しました。

まず学科長の三神厚教授が登壇者を紹介すると共に「本学科からは昨年度、33名の公務員試験合格者がでましたが、今年度は面接試験で失敗した学生もいると聞いており、経験者の話を参考に対策を立ててもらいたいと考えています」と呼びかけました。続いて、豊田さんが試験対策をはじめた時期や試験対策を紹介。「土木分野に関する過去問を何度も解き、数値を覚えるだけでなくなぜその数字がでるのか、過程を知っておくことが重要と考えて対策してきました。面接では、緊張で頭が真っ白になってしまい上手に話せなくなってしまうこともあるので、受験先の自治体について事前に調べ、どのような政策を展開し、どのような部署があるのかよく理解しておくことが大切。また、自分について理解を深めておくことも重要です。長所や短所を整理し、話に矛盾が出ないように自己PRを練り上げてください」と呼びかけました。

鈴木さんは公務員試験の対策で用いた参考書を紹介し、「学科の授業の内容でカバーできる範囲の出題が多く、日ごろの授業からきちんと取り組んでおくことが大切です」とアドバイス。論文、筆記、グループワーク、面接といった各試験の配点に触れ、面接で聞かれたことについて参加者に具体的に説明した上で、「自分の行動の背後にある動機を深堀される質問が多かったので、事前に対策し自分が何をしたいのか、インターンシップなどで探しておくべきだと感じました」と具体例を示して語りました。

さらに、三神教授から今回は都合により出席できなかった横浜市に採用が決まった学生の経験談を紹介。質疑応答では後輩たちから「県庁のインターンシップには参加しましたか? 参加の有無は採用面で影響がありますか?」や「面接対策は何カ月くらい前から始めましたか?」「民間企業は何社受験しましか?」「学科の授業で試験対策として役立った科目はありますか?」「なぜ公務員を目指したのでしょうか?」といった質問が寄せられ、豊田さんと鈴木さんが具体例を交えながら一つひとつ丁寧に回答しました。