市民公開講座「生命(いのち)を守る仕事」を開催しました

医学部付属病院が7月29日に伊勢原キャンパスで、小学生を対象とした市民公開講座「生命(いのち)を守る仕事」を開催しました。一刻を争う救命救急の現場において日々奮闘する医師、看護師、警察官、消防官など、さまざまな職種の仕事を子どもたちに紹介することを目的としたもの。伊勢原警察署と伊勢原市消防本部の協力を得て実施し、当日は51名の子どもが保護者と共に参加しました。

初めに医学部付属病本部本部長補佐の吉澤大教授があいさつし、付属病院の医師や看護師が救命医療の仕事やチーム医療の流れ、ドクターヘリの年間搬送件数などを解説。伊勢原警察署と伊勢原市消防本部の署員がそれぞれの仕事内容を紹介しました。続いて子どもたちが3グループに分かれ、キャンパス内で多彩な企画を体験。「BLS?ファーストエイド体験」では、付属病院の看護師が指導して心肺蘇生訓練人形を用いた心臓マッサージやAEDの講習を行ったほか、親が腕を骨折した場合を想定し、新聞紙と三角巾で固定する応急処置方法に取り組みました。「警察車両?消防車両見学」では伊勢原警察署と伊勢原市消防本部の車両が3号館前に登場。はしご車やパトカーに試乗し、消防士や警察官に仕事内容について質問する場面も見られました。また、「ドクターヘリ?ドクターカー見学」では病院内のヘリポートで機体を見学し、搬送方法や内部構造について学びました。

終了後には、参加した子どもたち一人ひとりに修了証が授与され、「自由研究のテーマにしようと参加しました。ドラマでしか見たことのないドクターヘリを近くで見学でき、とても感動しました」「はしご車は少し怖かったけれど、消防士さんがやさしく声をかけてくれたので楽しんで乗ることができました」といった声が聞かれました。