大学院工学研究科の小山さんが2つのコンクールで入選しました

大学院工学研究科建築土木工学専攻1年次生の小山莉空さん(指導教員=岩崎克也教授?建築都市学部学部長)がこのほど、「毎日?DAS学生デザイン賞」の大学生の部「金の卵賞」建築部門と、全国合同卒業設計展「卒、24」で入選しました。どちらも卒業制作を対象としたコンクールで、小山さんが工学部建築学科4年次生のときに制作した「都市寄生―都市個性再付与を目的とした寄生プロトタイプの提案―」が評価されました。

「再開発によって高層化、均質化が進む都市部では、家の前に植木鉢が並び、通りがかった近所の人と会話を交わすような“余白”のある場所が失われ、無個性化していると感じたことから作品の着想を得ました」と小山さん。都市の中でも建物の高低差があり、ホテル、商業ビル、住居などが点在する東京都?錦糸町をフィールドに設定。既存の建物の外壁に階段や通路、部屋、ベランダなどを取り付け、ビルとビルの間のスペースにも床を張って空間をつくり出すなど、20の「寄生プロトタイプ」を考案しました。「外壁に取り付けたスペースから建物の中へと動線をつくり、余白をつなぐことで人と人とがかかわる、誰もが居心地のいい場所にしたいと考えました。さまざまな寄生プロトタイプを用いて建物をつなぎ、街全体に広げていくイメージです」と振り返ります。入選の知らせを受けて、「学外のコンクールでの受賞は初めてなので、とてもうれしく、自信になりました。今後も、都市で人と人がかかわり合える建築を考えていきたい」と語りました。