静岡市消防局などによる「水難救助訓練」にライフセービングクラブ「LOCO」が参加しました

静岡キャンパスで活動するライフセービングクラブ「LOCO」が7月10日、静岡市消防局駿河消防署が関係機関と連携して静岡市?用宗海水浴場で実施した「水難救助訓練」に参加しました。本訓練は、ライフセーバーの初動力と消防や海上保安庁の機動力を生かした訓練によって各機関の連携強化を図ることを目的としており、LOCOではコロナ禍で中止となった年を除いて例年参加しています。

当日は、LOCOから5名のメンバーが参加。高波で複数の海水浴客が沖に流された想定に沿って、用宗ライフセービングクラブのメンバーらと協力して沖合に流された人を助け、海上保安庁用宗水難救助隊の隊員が水中に潜って要救助者を引き上げました。同海水浴場で活動する用宗ライフセービングクラブの一員で、学生チーフを務める渡邉愉太さん(人文学部3年次生)は、「私自身はこの訓練には初参加でしたが、夏の海水浴シーズンが本格的に始まる前に消防署の方たちとも連携を深める機会になりました。今回、LOCOのメンバーは“意識があっておぼれている人”の救助を担当しましたが、ライフセーバーとしてまず大切なのは“おぼれさせない”ことです。そのための注意喚起の声掛けを徹底し、安心して海水浴が楽しめる環境を整えていきたいと改めて感じました」と話しました。

LOCOでは、7月21日に海開きとなる用宗海水浴場以外に、すでにオープンしている牧之原市?静波海水浴場?さがらサンビーチ、沼津市?御浜海水浴場でもメンバーがライフセーバーとして活動しています。主将の黒部幹太さん(海洋学部3年次生)は、「ライフセーバーは日ごろの練習が大切であり、メンバーたちは週に3~4回、キャンパスに近い三保半島のビーチで練習に取り組み体力向上や技術習得に励んでいます。夏季休暇が始まるまで授業の合間を縫っての活動となりますが、万全の準備をしていきます」と意気込んでいます。