読売巨人軍に農学部の学生らが製造した農産加工品を差し入れました

農学部の学生らが製造した農産加工品を2月6日に、宮崎県でキャンプを行っている読売ジャイアンツに差し入れました。九州キャンパス教育活性化プロジェクトとして農学部が取り組んでいる「アグリ実学スキルアップ支援プログラム(略称:アグラップ)」(※)の一環で2018年度から実施しており、例年、農学部生と九州キャンパスの教職員がキャンプ地を訪れて原辰徳監督(体育学部客員教授)に直接手渡してきましたが、今回は澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐感染症の拡大を受けて宅配便で差し入れました。

アグラップの実習で学生が製造に携わった骨付きのハムや板状のベーコン、授業で栽培?製造したブルーベリージャム、うるち米に、「メガ“トン”級のホームランでグータッチ!!」「食べて驚異の選球眼! これで今季も“ベリー”グッド」などのメッセージと製造工程を記した商品説明ラベルと、産官学連携プロジェクトから生まれた紫芋焼酎「阿蘇乃魂」、村田達郎教授の書による横断幕も同封。さらに九州キャンパス硬式野球部マネジャーの川田和歌さん(4年次生)の手紙には、熊本地震や新型コロナの影響を受けながらも阿蘇実習フィールドで実習ができていることに触れ、「コロナ禍で練習もままならない中、同じくコロナの影響を受けた読売巨人軍の皆さまの姿に勇気づけられました。これらの農学部産の農産物?加工品を食べて、今シーズンも多くの方々に勇気を与えてください」とエールを込めました。

農学教育実習センターの阿部淳センター長(農学部教授)は、「アグラップは学んだ技術を世の中に還元することも活動の目的の一つです。巨人軍のキャンプ地に行って原監督に農産加工品を手渡すことは学生にとって学びの成果を実感できる貴重な機会だったので、今年は実施できず残念。しかし、このような形でも応援することができてよかった」と話します。農産加工品を受け取った原監督からは、「皆さんとお会いできないのは残念ですが、農学部も立派に立て直してみんなが頑張ってくれていると報告を受けています。これからも勉学に励んで、頑張ってください。ジャイアンツも今年1年がスタートします。どういう困難な道が来ても負けないように頑張っていきます」と動画でお礼が寄せられました。

※「アグリ実学スキルアップ支援プログラム」(略称:アグラップ)…授業や実習に加えて、さらに実践的な技術?知識を身につけたいという学生を対象に、農学教育実習センターの技術職員らが作物栽培、動物飼育、食品加工、農業機械の安全な操作法を教えるほか、一般市民を対象とした講習会の助手を務めるなど、計5つのプログラムから自由に選んで参加できるプログラムで、農学部生をはじめ九州キャンパスの学生が多数参加しています。16年からは「九州キャンパス長推進プロジェクト」の1つにもなっています。