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情報通信学部では9月5日に、今年度2回目となるFD研修会をオンラインにて開催しました。
これまで情報通信学部組込みソフトウェア工学科では、文部科学省「高度IT人材を育成する産学協働の実践教育ネットワーク(通称enPiT)」の支援を受け、掃除機ロボットやドローンなどのソフトウェアを開発する授業を実施し、実践力の向上に勤めてきました。この授業形態は、プロジェクト型学習(Project-Based Learning:PBL)と呼ばれ、2022年度から新たな体制となった情報通信学部(情報通信学科)でも実施を予定しています。
組込みシステム分野のenPiT-Embでは、遠隔およびタイ国の大学および企業と連携したグローバルPBLを実施し、現在も継続しています。今回のFD研修会では、教育研究の第一人者である香山瑞恵教授(信州大学)、組込みシステムPBLで著名な久住憲嗣教授(芝浦工業大学)、2020年度まで本学部に在籍されenPiT教育を実践してきた大江信宏教授(サイバー大学)をお招きし、オンラインでパネル討論を実施しました。
パネルでは、FD担当でありenPiTを澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐で推進してきた渡辺晴美教授より、enPiTでのプロジェクト型学習について紹介がありました。enPiTに支援される前の2004年より、登壇者である久住教授らと継続して情報処理学会主催のもとPBL教育付きのコンテストを実施してきたことについても紹介されました。
次に香山教授から、教育研究の専門家の立場でPBLの背景的な解説をしていただきました。その中で、学習の有効性に関する理論として、最近接発達領域、観察学習、学習者同士の教え合い、自己調整学習についての紹介があり、さらに、PBLの長所のみならず短所についてもご教授いただきました。
続いて大江教授より、これまでのPBLの様子について動画を交えて具体的にご紹介いただきました。久住教授からはカリキュラムと教育内容の詳細について、また、各大学で実践されているPBLについてもご紹介いただきました。
討論には、本学の撫中達司教授、佐藤未来子准教授も加わり、新?情報通信学部でPBLを実施するための実装面に関する具体的な問題についても討論しました。
渡辺教授は、「今回のFD研修会により、新?情報通信学部でのPBLをより効果的な授業にするためのきっかけ作りになりました。今後もより質の高い授業を目指し、教育の専門家および他大学との情報交換を継続して行っていきたいと考えています。」と語りました。
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これまでの対面でのPBL(2004-2019年)
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グローバルPBL(2018-現在)
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遠隔PBL
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