東京都市大学と合同で「研究マネジメント人材育成のための共同SDセミナー」と「環境?エネルギーに関する合同シンポジウム」を開催しました

澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐と東京都市大学では9月20日に、湘南校舎などで「研究マネジメント人材育成のための共同SDセミナー」と「環境?エネルギーに関する合同シンポジウム」を開催しました。本学と東京都市大は2018年度に研究交流に関する包括協定を締結しており、両大学が所有する実験機器の共同利用や教員同士の共同研究、合同シンポジウムなどを開催しています。

当日はオンラインでもセミナーやシンポジウムを配信するハイブリッド形式で実施しました。前半の共同SDセミナーでは、72名が参加。知的財産権や特許をテーマに本学URA教員の腰本裕之教授と東京都市大URAの坂東嘉彦氏が講演しました。腰本教授は、「知的財産の保護と利用」について語り、特許制度が誕生してからの歴史をひも解きながら権利の保護?利用に関する特許法や産業財産権法について解説。また、特許を出願してから取得するまでの具体的な過程や、大学に関連する商標権の実例、そのほかの知的財産権との併用活用例などについても説明しました。続いて登壇した坂東氏は、「特許から見た失敗しない研究開発」と題し、「特許取得には多額のコストや労力を必要とする一方で、ロイヤリティーは非常に低いという声もあります。一見リターンが見合わないようにも思えますが、産学共同研究を進める上では特許の出願が必須です。大学で研究する先生方の多くが、『成果を学会や学術論文で発表しよう』と考える傾向にありますが、知財化なき研究開発は投資の無駄になる可能性が非常に高い。ぜひ、自身の知的財産を守るという点にも目を向けてください」と呼びかけました。

合同シンポジウムでは、まず東京都市大の野中謙一郎副学長があいさつし、「現代では私たち研究者にとって、環境とどのように接するのか、エネルギーをどのように扱うかは非常に重要なテーマです。このような社会情勢の中で、本日は両大学を代表する研究者4名に研究成果を紹介していただくことは意義深いものになると考えています」とあいさつ。その後、本学の長谷川真也教授(総合科学技術研究所?工学部)、山本雅資教授(政治経済学部?環境サステナビリティ研究所)、東京都市大の伊坪徳宏教授(環境学部)、石川亮佑准教授(総合研究所)がそれぞれの研究について講演。閉会にあたり本学の稲津敏行副学長は、「本学と東京都市大は包括協定の締結以来、さまざまな連携活動を推進してまいりましたが、20年から続く新型コロナ禍の影響を受け、オンラインでの交流が中心となっていました。今回のSDセミナーや合同シンポジウムを対面で実施できたことは、さらなる連携促進への第一歩になると確信しています。ぜひ今後も活発な交流につなげていきましょう」とあいさつしました。