海洋学部では11月11日に、静岡キャンパスで開かれた地域の子どもたちに向けたイベント「海の大学探検隊」に協力しました。本イベントは、キャンパスに隣接する折戸生涯学習交流館が主催する地域交流事業で、本学部が毎年運営に携わっています。今年度は、海洋理工学科航海学専攻の瀬田広明教授や水産学科の松浦弘行准教授らが講師を務め、子どもたちに海の魅力を伝えました。
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当日は11名の親子が参加し、まずは瀬田教授が船の種類に関する講義を実施。貨物船やコンテナ船などの特徴を説明しました。その後、船の種類や気象状況、潮流状況、航行海域などの条件を自由に変更することができ、操船技術を身につけるための「多目的操船シミュレータ」を紹介。瀬田教授や技術職員のサポートのもと、交代で舵を握った子どもたちは、「本物の船みたいでかっこよかった」「ゲームみたいで面白かった」と笑顔を見せていました。
松浦准教授は水中生物に関する講義を担当し、まず遊泳生物(ネクトン)や底生生物(ベントス)、浮遊生物(プランクトン)がもつそれぞれの特徴を紹介。さらに、プランクトンとして生まれながらも、成長するにつれてネクトンやベントスへと変わる魚類や甲殻類の写真を示しながら、水中生物の魅力を語りました。続いて水産学科の秋山信彦教授の研究室に所属する学生がタツノオトシゴやタナゴをはじめとしたさまざまな生き物を研究している水産飼育実験室を案内。子どもたちはさまざまな生き物に目を輝かせ、「魚が好きなので、いろいろな質問ができてよかった。また遊びに来たい」と話していました。
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