「澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐スペイン?ラテンアメリカウィーク」を実施しました

語学教育センターのスペイン語研究室が11月27日から12月12日まで、湘南キャンパスをメーン会場にオンラインも併用して「第5回澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐スペイン?ラテンアメリカウィーク」を開催しました。スペインとラテンアメリカ諸国のさまざまな専門家と学生が、活動と学びの成果を披露し、スペイン語圏の魅力を広く伝え、関心を深めることを目的に毎年企画しているものです。

11月27日に卒業生講演会が実施され、企業でフェアトレード事業に携わる田中慶さん(文学部英語文化コミュニケーション学科2015年卒)が、「フェアトレードを通じて農家から世界を変える方法-貧困格差を生まない社会を目指して-」と題し、フェアトレードを通じて世界の貧困問題に取り組む活動を紹介しました。そして、在学中にたくさんの知識をえるとともに、社会の一員であることを自覚し、行動することによって社会を変えること、自分自身で何が正しいかを判断することを、学生たちにすすめました。

12月4日には、2号館でフラメンコスタジオ「ラ?カサ?デ?パティオ」のダンサーによるフラメンコ公演「Fiesta de flamenco 2023」を開催。学生や教職員、地域住民らがスペイン南部アンダルシア地方のダンス「フラメンコ」のパワフルな踊りを鑑賞しました。5日には、国際学部と共催で日本ペルー共生協会の高橋悦子氏が講演。「地域と共に暮らすラティーノについてもっと知ろう!!!-教育を主として支援をしてきた立場より」をテーマに、ラテンアメリカ諸国にルーツを持つ「ラティーノ」について解説。日本語を理解できないラティーノの子どもの学習支援をはじめ、保護者と教師の円滑なコミュニケーションをサポートする際の方法として、「私の仕事における『翻訳』は、情報を取捨選択して言葉を追加し、発言を相手に伝えることです。その人が育った国の文化的背景を理解した上で、発言の意図を探りながら翻訳しています」と、外国人児童生徒教育相談員として約20年間活躍を続けて得たノウハウを話しました。質疑応答では学生や教職員から「高校や大学に入学する留学生の相談内容」「サポートをするときに心がけていること」といった質問が寄せられ、高橋氏が一つひとつ丁寧に答えていました。6日には、日本政府観光局より杉浦広記氏を招き、「スペイン語圏インバウンド観光の傾向、興味と嗜好~何を目的にどんな人が日本へ?~」と題し、日本のインバウンド観光の状況や、日本を訪れるスペイン人、メキシコ人の年代から好むお土産、具体的な旅行者像などが紹介された。その後の質疑では、「観光を支える仕事をするには日本を好きになり、他の国と平和な関係を作りたいと思うことが大事です」と学生たちにメッセージを送りました。

本企画コーディネーターを務めた本センターの結城健太郎教授は、「スペイン語圏の文化や、スペイン語を話す人を取り巻く状況を知ってもらうことで、言語や文化を学ぶ意欲向上につなげ、スペイン語を使うキャリアを考える学生が一人でも多く増えてくれたらうれしいです」と話しています。

スペイン?ラテンアメリカウィークで開催された全プログラムは下記の通りです。

「フェアトレードを通じて農家から世界を変える方法-貧困格差を生まない社会を目指して」

?日程:11月27日(月)
?講師:田中慶さん(文学部英語文化コミュニケーション学科2015年卒)

「サラマンカ大学で学ぶ魅力」

?日程:11月28日(火)
?講師:シプリアン サンティアゴ(語学教育センター准教授)
    ジスベルト マリア(サラマンカ大学大学院生)
    ロク アルナウ(サラマンカ大学大学院生)
    ペレス ホアキン(サラマンカ大学の学生、現在澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐に留学中)

「Fiesta de flamenco 2023」

?日程:12月4日(月)
?公演者:フラメンコスタジオ「ラ?カサ?デ?パティオ」岩井さゆり氏ら

「地域と共に暮らすラティーノについてもっと知ろう!!!-教育を主として支援をしてきた立場より」

?日程:12月5日(火)
?講師:日本ペルー共生協会 高橋悦子氏

「スペイン語圏インバウンド観光の傾向、興味と嗜好~何を目的にどんな人が日本へ?~」

?日程:12月6日(水)
?講師:日本政府観光局 杉浦広記氏

「スペイン語弁論大会 直前発表会」

?日程:12月12日(火)
?発表者:西山紗和さん(観光学部1年次生) ?テーマ:日本におけるオーバーツーリズムとその解決策