「海中美化プロジェクト」が旧三保飛行場周辺の海岸で清掃活動を行いました

静岡キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「海中美化プロジェクト」が5月12日に、静岡市?三保半島先端に位置する旧三保飛行場周辺の海岸で清掃活動を行いました。本プロジェクトは、月に1、2回ほど静岡キャンパス近隣の三保地域で、海中に潜って釣り糸やルアーなどの回収や海岸でのごみ拾いなどに取り組んでいます。また、その成果を学生や社会に発信し、環境問題解決につなげる活動も展開しています。

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当日は、この春に加わった新入生を含めて約40名が参加。ダイビングのライセンスを持つ約10名のメンバーが2グループに分かれて、海中に残された釣り糸やルアーなどを回収。他の学生たちは海岸を歩きながら、ペットボトルや段ボール、ビニール袋などを拾いました。参加したメンバーは清掃活動後、「ゴールデンウイーク明けで、いつもよりごみが多かった」「まだ傷ついていないルアーもあり、再利用できそう」などと意見を共有していました。

本プロジェクトは2019年度にユニークプロジェクトとして発足しましたが、新型コロナ禍と重なったため、22年度から本格的な活動を開始し、23年度からはチャレンジプロジェクトとして活動をしています。三保半島での清掃に加え、静岡県内でのボランティアイベントにも参加するなど、精力的に活動しています。昨年度は、集めたごみの種類や量などをデータとしてまとめて「日本海洋人間学会大会」で発表し、優秀ポスター発表賞を受賞しました。プロジェクトリーダーの鈴木凪さん(海洋学部3年次生)は、「新メンバーも加わったので、清掃活動の頻度も増やしていきたい。海中で拾ったルアーの中には、きれいに磨いたり色付けしたりすることで再利用できるものもあり、今後は拾ったごみを再利用するプロジェクトにも着手していきます」と意欲を見せていました。