[湘南]模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの打ち上げ競技大会「IWRC2019」を開催しました

チャレンジセンター「Tokai Dream Space Team」(TDST)が12月8日、湘南キャンパスで模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの打ち上げ競技大会「Intelligent Water Rocket Competiton(IWRC)2019」を開催しました。本企画は、”若者に新たなことに挑戦し、かつ確実に目標を達成する力を楽しみながら身に付けてもらうこと”を目的とし、ITや宇宙関連企業などの協力を得て、2015年度から始めた取り組みで、今回が5回目の開催となります。

今大会には、高校生や大学生による10チームが打ち上げ競技大会へ参加した。各チームは9月からの説明会や開発講習会、安全講習会などを得て、独自の技術力を活かした模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの開発を進めてきました。今日の競技大会では、2~6名1組でチームを作り、マイクロコンピューターや電子回路を用いた模擬人工衛星搭載を搭載する全長約1mのペットボトルロケットを打ち上げるもので、加速度計測やパラシュート放出など、それぞれのチームが設定したミッションの達成度合い、チームのマネジメント能力、機体開発、打ち上げの安全性などの総合点で競いました。

参加者らは、「私たちと同じデザインの制服を着たぬいぐるみを入れてパラシュートで落下させるロケットを開発した」や「パラシュートの生地を布製にすることで、ロケットがゆっくり着地できるように工夫した」などそれぞれ自慢のロケットをアピールして大会へ挑みました。勢いよく発射されたロケットは、高さ約50mにも達するチームもあり、パラシュートが開けば秋の紅葉色づく湘南キャンパスを舞いました。

同プロジェクト代表代行の飯田倭子(工学部2年次生)は、「秋晴れにも恵まれ、ここまで参加してくれた皆さんに出会えたことが嬉しい。今日の打ち上げまで頑張ってきたことが実って良かった。後進の来年担当するメンバーには想定外にも備えて準備を万全に挑んでほしい」と話した。審査委員長の牧遼平さん(工学部4年次生)は、「このイベントを通じて、将来、会社へ入っても役立つことがたくさんあります。たった3か月ですが一生懸命に制作してきたプロセスは、これからも大切にしてほしい。」と話した。

このプロジェクトは、「挑戦と高信頼性を同時に実現するものづくり」を目標に、今大会の「IWRC」のほか、たくさんの企画?運営なども手掛けています。将来的には、本物の人工衛星を使った教育イベント実施を目指し、日々活動を続けています。

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