札幌キャンパスの2022年度秋学期学位授与式を挙行しました

札幌キャンパスでは3月21日に第一体育館(TOKAI ARENA)で、2022年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は大学院生物学研究科(修士課程)1名、国際文化学部220名、生物学部125名の計346名に学位記を授与しました。

吹奏楽部による『建学の歌』の演奏に続いて、山田清志学長が修士課程修了者に学位記を、大学院生物学研究科長の櫻井泉教授が記念メダルを贈り、学部卒業生の総代にも山田学長が学位記を手渡しました。学位記はグローバルな時代で活躍する人材となるよう願いを込めて英語版を本記として日本語も発行。すべての学位記に山田学長が直筆で署名しています。また、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に総長賞なども授与しました。

式辞では山田学長が英語でスピーチし、コロナ禍の中で学生生活の大半を送らざるを得なかった卒業生たちを激励。「オンラインでの授業履修になるなど『ニューノーマル』な日常を経験することとなりました。このような大変な年に卒業したこと、この大変な困難を皆さまの力と粘り強さで克服されたことを忘れないでください」と語り掛けました。また、自らが3月末をもって学長を退任することに触れ、「人生を振り返ると、挫折や失敗など多くの困難に直面してきました。皆さんもことにあたっては『命まで奪われることはない』という気概を持って臨んで下さい。スティーブ?ジョブズはスタンフォード大学の卒業式の祝辞で『Stay hungry Stay foolish.』と激を飛ばしました。『常にハングリーであれ、愚かであれ』というその真意は『常に新しいことに挑戦し続けろ、失敗を恐れずに進み続けろ』というメッセージであると思います。命まで奪われることはないのですから」と語りました。校歌の演奏に続き、網野真一札幌キャンパス長が閉式の辞として、「皆さんの大学生活はコロナ禍なしには振り返れないと思います。1年生の終わりに突然時間が止まり、サークル活動、アルバイト、留学などを諦めた皆さんも多かったはずです。人生には個人の力が及ばない予想外なことが起こり得ます。一時的に打ちのめされたとしても最後は自分を信じ、前を向いていくしかありません。賢く、力強く、しなやかに進むことです。皆さんの人生はこれからです。皆さんの人生は皆さん自身の物です。そのことを胸に刻んで歩んでいってください」とエールを送りました。

式典後には学科ごとに分かれて学生一人ひとりに学位記を授与。生物学部海洋生物科学科の教室では、コロナ禍でマスクが手放せず、教員の顔を見る機会が少なかったからと似顔絵入りのマグカップも配られました。また、会場の入り口やフォトスポットでは山田学長や友人、保護者らと笑顔で写真を撮る姿が見られました。学生は、「Zoomを使ったオンライン留学など、コロナ禍だからこそ経験できたこともたくさんあります。今日、みんなと笑顔で会えたことが何よりうれしい」と話していました。