2023年度春学期国際文化学部FD学生モニターミーティングを実施しました

国際文化学部地域創造学科で7月10日に、2023年度春学期FD学生モニターミーティングを実施しました。教員と学生の代表者が一堂に会し、学生から授業や学習環境、課外活動などへの率直な感想を聞くことで、意見を踏まえながらよりよい授業形態を模索し、学部全体での授業力?研究力向上につなげようと開いているものです。今年度は春学期に1年次生を対象にミーティングを開いており、13日には国際コミュニケーション学科でも実施しました。なお、秋学期は両学科で4年次生対象のミーティングを行う予定です。

10日は、平木隆之学部長をはじめ、本学科の相原博之教授、岩崎日出夫准教授、国際コミュニケーション学科からディーン?エリック?スティーブン准教授が出席。学生は10名が参加しました。まず平木学部長があいさつし、「高校から大学に進学し、授業の違いなど戸惑っていることもあるかと思います。今日は忌憚のない意見を聞かせていただき、私たち教員もその声を授業や研究に生かせるよう反映していきます」と語りかけました。続いて岩崎准教授の進行で学生たちが授業への要望や改善点を発表。教科ごとに異なる資料共有方法の改善や、英語のクラス分けと成績評価の関係、授業中に発せられる私語への対応など多岐にわたって意見が寄せられ、学生たちは「高校までとは違い、授業のポイントやメモすべき点は指示してもらえないので、自分で考えながら授業を受けています」「授業中に騒いでいる人がいる場合、厳しく注意する先生とゆるく注意するだけで終わってしまう先生がいるのは残念。もう少し厳しい対応が必要なのではないでしょうか」と口々に語りました。

また、本学科は運動部に所属している学生が多いことから、「大学では個性的な仲間に囲まれて楽しく部活動に臨めています」「ウエートトレーニング施設の使用時間に制限があるので、トレーニングしたいときに使えないのは残念。隣接する付属札幌高校も使用するのは分かるが、調整してもらえるとうれしい」といった意見も上がりました。さらに学生たちからは、「授業内で、実社会で働く人による特別講義を開いてもらいたい。教職を目指しているので、学生のうちから最新情報に触れる機会があれば」「運動部の学生も多いので、建学祭の際に体育祭のようなイベントがあるとキャンパス全体として盛り上がるのでは」といった要望も寄せられ、出席した教員が現状を説明するなど一つひとつ丁寧に回答しました。

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