「駿河湾の神秘」について海洋学部の坂本教授が講演されました

海洋理工学科海洋理工学専攻の坂本泉教授が9月29日に静岡市清水区の折戸生涯学習交流館で地域連携事業の一環として、「知っていますか?駿河湾の神秘」と題し講演を行いました。
静岡キャンパスに隣接する折戸生涯学習交流館では年間を通じてさまざまな企画が実施されており、今回の講座では静岡市内外の方々に、身近な駿河湾について多くを知ってもらい、興味関心を広げてもらうために実施されたものです。「駿河湾八景」を副題に、駿河湾の特徴や三保半島の成り立ち、過去に駿河湾で発生した地震など、さまざまなトピックスで講演されました。

駿河湾の特徴について、湾の地形や深海での水圧実験の様子などについて動画を用いて説明され、参加者は興味深く映像を見ていました。湾内の「駿河トラフ」という南北に伸びる海溝の存在、「石花海(せのうみ)」という海底に広がる浅瀬のこと、地形の細かい特徴やその成り立ち、駿河湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートという異なる地質体がつらなった世界的に特異な場所であるということ、静岡キャンパスのある三保半島は海洋浸食や地質物の堆積によって形成されたということなどについても説明されました。2009年に駿河湾で発生した「駿河湾地震」に関する話では、陸上部分での被害に加え、海底では大規模な地滑りや地形変動が発生していたことが分かり、海底は非常に不安定な場所であるということと、海底の変動状況を調査することで地震などの災害に対する準備につなげることができると説明がされました。

坂本教授は、「静岡キャンパスの目の前には駿河湾という第一級の研究テーマが広がっています。海と共存するために、日本で唯一の海洋学部で学生たちはさまざまな研究や挑戦をしています。身近にある駿河湾を見て、皆さんが思う『駿河湾八景』を探してみてください」と参加者に語りかけました。

参加者からは「駿河湾の地形等がよく分かり、波消しブロックと砂の関係を知ることができて良かった」「プレートが重なり合う駿河湾の地震の話はとてもためになった」「魅力溢れる深海調査の難しさが分かり、興味深かった」「駿河湾の魅力をもっと知りたくなった」「次回も坂本教授の講演の機会があれば参加したい」といった感想が聞かれました。