ライフセービングクラブCRESTの選手が世田谷区総合運動場内における人命救助で表彰されました

湘南キャンパスで活動するライフセービングクラブCRESTの正木友海選手(体育学部2年次生)と待井ひなた選手(健康学部2年次生)が、1月26日に東京都?世田谷区総合運動場の温水プールで心肺停止状態になっていた男性を救助。3月25日に成城消防署の署長らが同プールを訪れ、2名に東京消防庁消防総監からの感謝状が手渡されました。

正木さんと待井さんは当時、翌日に控えた「全日本学生ライフセービング?プール選手権大会」の自主練習としてプールを訪れていた際、プールサイドで倒れた男性を発見。2名は駆け寄って、体が硬直し、心肺停止状態になっていることを確認し、駆けつけた同プールの職員らとともにAEDなどを用いた救命処置を行いました。男性は救急隊が到着する直前に意識を取り戻して、病院搬送後には会話が十分にできる状態まで回復し、無事に社会復帰を果たしました。

正木さんは、「命を救えたと聞いたときは心から安心すると同時に、ライフセービングをやっていてよかったと感じました」と語り、待井さんは、「職員の方から、“男性が倒れた場所がプールでなければ本当に危険な状況だった”“適切なレスキューをしてくれて助かった”と言われました。普段の練習で積み重ねていることがとっさの行動に現れるとあらためて思いました」と話しています。なお、2名はライフセービングの3大学生大会の一つで、実際のレスキューを想定した技術を4人1組で競う「全日本学生SERC選手権大会」にも出場し、大会初優勝に貢献しています。部長教員の大越正大教授(体育学部)は、「日ごろの活動では、『競技のための練習』だけでなく、夏場の海水浴場やキャンパス内のプールでも安全パトロールにも取り組んでいます。“ゴールの先に、救う命がある”というスポーツとしてのライフセービングの理念のとおり、普段の練習を社会貢献活動につなげてくれたことを誇らしく思います」と選手たちをたたえていました。

※学年は当時