熊本キャンパスの準硬式野球部が34年ぶりに全日本大学選手権への出場を決めました

熊本キャンパスの準硬式野球部が、5月17日から22日まで福岡県?春日球場などで開催された全日本大学準硬式野球九州選手権大会で3位に入賞。8月23日(金)から28日(水)まで佐賀県立森林公園野球場などで開催される、文部科学大臣杯全日本大学準硬式野球選手権大会に34年ぶり3回目の出場を決めました。

初戦となった熊本学園大学との2回戦は、今大会から投手に転向した稲益蓮主将(経営学部4年次生)が6回2失点と好投を見せると、打線は初回から小刻みに加点して10―2で7回コールド勝ちを収めました。長崎県立大学との準々決勝では、先発の日高颯太選手(農学部2年次生)が完投して5-4で勝利。34年ぶりの全日本切符を手にしました。九州大学との準決勝は6―8で惜敗しましたが、7回に5点を奪って追い上げるなど、粘り強さを発揮しました。1番の北野湧也選手(文理融合学部3年次生)が打率6割、5番の鈴木直樹選手(農学部3年次生)と6番の三苫航乃佑選手(文理融合学部1年次生)が打率4割を超え、投手陣も本格派の稲益選手、鈴木涼介選手(農学部3年次生)、サイドスローの日高選手とタイプの異なる選手が要所を締めました。

チームは昨秋の南九州地区大学秋季大会で6年ぶりの1部昇格を決め、3月2日から4月7日まで行われた南九州地区大学春季リーグ戦では準優勝するなど、着々と力をつけてきました。平川敬二朗監督は、「春のリーグ戦では投手陣の調子が上がらず、打撃陣には“10点取られても11点取り返そう”と声をかけてきました。打線は好調を維持し、投手陣もトレーニング方法を見つめ直して自主的に走りこむなど、右肩上がりに調子を上げて今大会に臨んでくれました。全日本に向けては、今まで通り実戦形式の練習を多く取り入れ、打力の維持、課題である守備力の強化を図っていきたい」と語りました。稲益主将は、「新チームが始まってからずっと全日本出場を目標にしてきたので、決まった瞬間はうれしさと感動でいっぱいでした。負けたら終わりのトーナメントで初戦の先発を任され、普段とは違う緊張感がありましたが、味方の援護もあり勝ち切ることができました。全日本出場という目標は達成しましたが、ここで満足せず、まずは初戦突破を新たな目標に練習していきたい」とコメント。昨秋のリーグ戦で5勝を挙げ、新チームでは主務と南九州地区大学準硬式野球連盟の学生幹事も務める鈴木選手は、「裏方の仕事と練習の両立は大変でしたが、自主練習で補ってきました。先発した準決勝ではメンタルの弱さが影響して序盤に失点しまったので、本戦まで短い期間でもできることを精いっぱいやっていきたい。九州予選から低反発のバットに代わり、打撃だけでなく、守備でも打球の変化に対応できる力が重要になるので、チーム全体で取り組んでいきます」と意気込みを語りました。