有沢孝治ゼミの活動紹介

 3年生のゼミナール1では、各自の興味関心があるテーマについて、「調べる」、「発表する」、「討議する」を繰り返す中で、自分が2年間にわたって研究したいことの土台をつくる活動をしています。

 ゼミ活動で大切にしていることは「なぜ」という疑問を持つことです。自分の研究に対しても、相手の研究に対しても「なぜ」という問いを持って、その疑問を放置せずに積極的に話し合ったり、調べたりすることを推奨しています。すぐに思いつく答えを安易に結論とせずに、真の問題や原因を探る過程で、多様な発想や価値観に触れて、思考の視野を刺激して、新たな問題の発見につながればと考えています。

 はじめのうちは、なかなか議論が進展しないこともありましたが、ゼミ活動を重ねるうちに活発に意見交換ができるようになってきています。現在の3年生が取り組んでいる研究のキーワードには、地域活性化、LGBTQ+、誹謗中傷、非言語コミュニケーション、恋愛、依存、化粧などがあります。

 また、ゼミ生が正規のゼミナールの時間以外にも研究室やインターネット上で集まって、色々な話をする機会をつくっています。「雑談の効用」で気軽に話し合える関係を作って、お互い知る機会としています。