工学部精密工学科の吉田教授が一般社団法人日本塑性加工学会の名誉会員に選ばれました

工学部精密工学科の吉田一也特任教授が6月7日に開催された日本塑性加工学会の総会で、同学会の名誉会員に推挙されました。名誉会員は、学会の発展に特に功績のあった人物の中から、総会の議決で選ばれるものです。

吉田教授の専門は棒線管材を製造する「引抜き加工技術」を中心とした塑性加工研究であります。またリサイクルを容易にするため加熱するだけで工具を使わずにねじを解体できる「易解体ねじ」を開発するなど、この分野の研究開発で先導的な成果を収めてきました。本学では、研究推進部長や副学長(研究担当)などを歴任し、多くの大学との国際連携にも尽力。タイ王国のモンクット王トンブリ工科大学から名誉博士の称号を送られています。日本塑性加工学会では理事や副会長を歴任し、2017年度には代表理事?会長を務めています。

今回の選出を受けて吉田教授は、「名誉会員に選ばれたのは私個人ではなく、これまで研究室でともに切磋琢磨してきた卒業生や企業研究者の方々と培ってきた成果が評価されたものだと考えており、感慨もひとしおです。資源を持たない日本にとって、ものづくりの技術こそが武器であり、さらに発展させていくためには産学?大学間?学会それぞれの連携を緊密にしていく必要があると考えています。今後も素晴らしい『Made in Japanの製品』を世界に発信するため、力を尽くしたい」と話しています。

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