工学部ではサマーセッション科目として「データサイエンス1、2」を開講しました

 工学部では8月1日から5日にかけて湘南校舎で、サマーセッション科目「データサイエンス1」、「データサイエンス2」を開講しました。データサイエンスは、統計学や確率論、人工知能(AI)、データ分析など複数の分野にわたる知識を組み合わせ、膨大なビックデータの中から実用的な価値を引き出す手法を指します。本授業では1年次生約100名を対象に、プログラミングやAIモデル構築を実体験しながら、本学部での学びの基礎を築いてもらおうと初めて開講したものです。

 両授業で、学生たちはプログラミング言語「Python (パイソン)」を使い、大山龍一郎教授を中心に、淺香隆教授や秋山泰伸教授、樋口昌史教授らが3年前から準備を進めてきたさまざまな課題に挑戦。Pythonは、最先端のAI開発(機械学習や深層学習)に用いられる一方で、文法が容易なため初心者でも扱いやすいことが特徴です。データサイエンス1では確率?統計データを可視化する方法を学ぶ入門として、さまざまな実験データの信頼度や結果予測を分析するスクリプトを作成。続く、データサイエンス2ではこれまでの気象データや電力需要などから次年度の電力消費を予測したほか、人や犬、猫の顔を判別する画像認識プログラムの構築方法を学びました。

 参加した学生は、「AI構築と聞くと高度な知識が必要だと思っていましたが、この4日間で自分たちにもプログラムできると体感できて、とても有意義な時間になりました」「楽しみながら学べて、秋学期からもデータサイエンスについてさらに知識を深めたいと意欲が湧きました」と充実した表情を浮かべていました。淺香教授は「データサイエンスは、さまざまな工学研究において重要な基礎知識であり、本授業は工学部共通科目としてすべての学科から履修学生を募集しました。現代のものづくりは、ハード?ソフト両分野の専門知識が必要とされています。今後も学生たちには視野を広く持ちながら研究に取り組んでほしいと願っています」と話していました。また、大山教授は「大学はさまざまな研究成果を残しながら、学生たちの長所を伸ばすフィールドです。今後も学生たちが持つ高い学びへの意欲に応えるべく、さまざまな機会を用意していきたい」と語っています。