国際学科の田辺圭一准教授が2018年度ティーチング?アワード優秀賞を受賞しました

教養学部国際学科の田辺圭一准教授が2018年度「ティーチング?アワード」の優秀賞に選ばれ、4月1日に湘南キャンパスで行われた授賞式で山田清志学長から賞状と目録が授与されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング?アワード」として顕彰しています。1年間の講義科目の授業を対象に行った学生による授業についてのアンケートなどの結果に基づき、大学運営本部を中心とした厳正な審査を経て学長により決定されるもので、2018年度は5名に優秀賞を授与しました。

国際関係論が専門の田辺准教授は、「人間の安全保障」「INTERNATIONAL DEVELOPMENT」などの授業を担当しています。国連職員としてミャンマーやアフガニスタンなどで働いた経験を生かし、「現実」を見据えた授業を展開。個々の国際問題について、縦軸に時間、横軸に空間を示した座標軸をイメージして歴史的背景や他国の状況といった立体的な視点からの考察を重ねた上で、「いま、ここ」の問題に立ち返って理解を深めるよう促しています。

賞状を手にした田辺准教授は、「学生たちが現代の日本に生まれたことは偶然の幸運だと気づき、困難な現実に直面している世界の人々を身近に感じることで、問題の構造や解決に関心を向けてくれることを願って授業に臨んできました。18年度に国際学科に着任した新任教員の私とともに歩んできてくれた学生たちに感謝しています。授業は、学生と教員がともにつくりあげる『作品』であると考えています。今後も、学生に当事者意識を持ってもらえるような授業を目指して努力し、互いに高め合える『作品』をつくりたい」と話しています。

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