人文学科で遠隔講義システムを使った体験型AI講座の実証授業を行いました

人文学部人文学科では1月25日に、静岡キャンパスで遠隔講義システムを使った体験型AI講座の実証授業を行いました。本学科の斉藤雅樹教授と大分県の株式会社APCが共同で実施したものです。斉藤教授とAPCは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の未来社会創造事業として、入浴データの収集?解析によって入浴事故による死者を減らすことを目的に「Yu-Naviプロジェクト」を立ち上げ、不適切な水浴防止システムやデバイスを開発。共同特許を取得するなど産学共同研究を展開しています。今回のAI講座は、APCがAI教育講座パッケージ「AIミネルバ」サービスも展開していることから、斉藤教授が同社に依頼して実現しました。

授業はAPCの大分開発センターと静岡キャンパスをつないで開講。学生たちは、「AIとは」「データの重要性」「深層学習」といった内容に関する講義を受け、画像認識AI作成に必要なプロセスの一つ「判別」について体験をしました。参加した学生は、「AIの仕組みが人間の学習プロセスと似ており、身近に感じられました」「利便性や注意点について学べたので、積極的に活用して上手に付き合っていきたい」と話していました。

斉藤教授は、「これからは文系や理系、学生や社会人を問わず、AIを使う時代がすぐにやってきます。抵抗感を持ったり過大評価をしたりせず、適切に使うためにはその仕組みへの理解が必要だと考えていたので、今回の講座は学生だけでなく、教員にとっても大変有意義な時間になりました」と語っています。