考古学の授業で古墳の測量実習を行いました

例年通り考古学専攻では、6月から「フィールドワーク実習1」の授業において、古墳の測量実習をはじめました。夏に行われる発掘実習「フィールドワーク実習2」の前に、考古学の野外調査で必要な基礎的技術を身につけることが、この授業の狙いです。例年同様、湘南キャンパス近くの「北金目神社古墳」を実習地として利用させていただきました。

専攻生30数名は班に分かれて、古墳の各部分を担当して測量図を作成しました。現在では、遺跡測量には便利なデジタル機器が用いられますが、この授業では測量の基礎を学ぶために、平板、レベル、巻き尺といった昔ながらの機材を用いて、手作業で地形を測量します。学生諸君にとっては初めての測量でしたが、平板の上に置かれた紙の上に等高線が何本もひかれて、次第に測量図ができ上がっていく過程を実際に体験できたかと思います。今年も7月の学期最後まで実習を行い、無事に北金目古墳の測量を終えることができました。