「医学部プロジェクト発表会」を開催しました

医学部では3月12日に伊勢原キャンパスで、「医学部プロジェクト発表会」を開催しました。本学部では、学生や保護者、患者さんや他の医療機関等から信頼されるとともに、教職員が“最高の教育と医療を提供している”という自信と喜びを感じられる学部、病院を目指し、2022年から10項目のプロジェクトを展開しています。この発表会は、今後の展開を見据え、2年間の取り組みや進捗状況を共有するために実施したものです。オンラインも併用し、本キャンパスの教職員や学生、大学院生ら多数が参加しました。

本プロジェクトは3つの大きな枠組みで構成しています。1つ目は、学園マスタープランに基づく「国家試験対策」「公的研究費獲得」「日本版ホスピタリストの配置」。2つ目は、新医学部棟(1号館)の建設に連動して展開する「スポーツ医学の拡充」「災害医学の拡充」「ゲノムバンクの充実」です。3つ目として、多様な連携を進める「医学科と看護学科、多職種の連携」「熊本大学との共同」を設定し、さらに、これらの8テーマを支えるインフラとして「AIの活用」「働き方改革」を設けています。プロジェクト委員会の下、それぞれワーキンググループを設置してプロジェクトを推進しています。

発表会では、初めに森正樹医学部長(副学長?医系担当)が、「各プロジェクトとも、最終目標をどこに設定するかが大切です。参加した皆さんはそうした視点も持って発表を聞き、意見を述べてください」とあいさつしました。続いて各グループの代表者らが、現状や課題、今後の計画などを発表し、活発な質疑応答や意見交換を行いました。

最後に病院本部の飯田政弘本部長が総評し、「どのプロジェクトも順調に進展しており、しっかり成果を上げていると感じました。本学は、建学100年に向けたブランドメッセージとして『Think Ahead, Act for Humanity』を掲げていますが、いずれも教育、研究、診療のすべてに還元でき、医学部と付属病院の発展につながる“先駆け”のプロジェクトだと思います。今後も一丸となって取り組み、ぜひ実現してください」と結びました。

※各プロジェクトの代表発表者は下記のとおりです。
【学園マスタープランの推進】
◇国家試験対策
 川田浩志教授(医学科長、内科学系長)
◇公的研究費獲得
 秦野伸二教授(医学研究科長、健康科学研究科長、基礎医学系長)
◇日本版ホスピタリストの配置
 小澤秀樹教授(総合診療学系長)

【新医学部棟(1号館)の建設に伴う教育?研究の充実】
◇スポーツ医学の拡充
 酒井大輔准教授(外科学系整形外科学領域)
◇災害医学の拡充
 中川儀英教授(総合診療学系救命救急医学領域主任)
◇ゲノムバンクの充実
 秦野伸二教授(医学研究科長、健康科学研究科長、基礎医学系長)

【連携事業】
◇医学科と看護学科、多職種の連携
 中村直哉教授(基盤診療学系長)
◇熊本大学との共同
 渡辺雅彦教授(医学部付属病院長、外科学系長)

【インフラ整備】
◇AIの活用
 小川吉明教授(診療情報部長、内科学系血液?腫瘍内科学領域)
◇働き方改革
 浅野浩一郎教授(内科学系呼吸器内科学領域主任)