体育学部

競技スポーツ学科

教育研究上の目的及び養成する人材像、3つのポリシー

教育研究上の目的及び養成する人材像

体育学部競技スポーツ学科の教育研究上の目的は、大学?学部の教育目的に沿って、自己及び他の競技者の競技力向上に寄与しうる能力を高めるに留まらず、アスリート、コーチ、トレーナーを目指す活動を通して、自己の専門分野における理論と実践面におけるリーダーとしての資質向上を目指し、国内はもとより世界のスポーツ界をリードしていくことのできる、より高度な知識と実践力を有する人材を養成することです。

3つのポリシー

ディプロマ?ポリシー

体育学部競技スポーツ学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(体育学)」を授与します。

『知識?理解』

体育?スポーツ科学の基礎知識を理解し、アスリート、コーチ、トレーナーとしての高度で専門的な知識を有する。

『汎用的技能』

“実戦”重視の教育から身につけた理論と実践方法を用い、アスリート、コーチ、トレーナーの各分野での問題解決策を見出す能力を有する。

『態度?志向性』

アスリート、コーチ、トレーナーの使命を理解し、活動を通して社会に貢献しようとする意欲と能力を有する。


カリキュラム?ポリシー

体育学部競技スポーツ学科が定めるディプロマ?ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。

『教育課程?学修成果』

体育学部競技スポーツ学科では、学科目として「身体教育学」「スポーツ科学」「スポーツ指導法」「基礎関連科目」「教職関連科目」の学部共通科目が複数開講されています。
入学から専門学修へ円滑な橋渡しを行うための初年次教育科目として「入門ゼミナールA?B」、競技スポーツの基礎を学ぶための「スポーツ方法論」「基礎トレーニング演習」「トレーニング論」などの競技スポーツ基礎領域科目が開講されます。次段階の学科専門科目では、競技スポーツの意義を踏まえて、体育?スポーツ科学を広く理解し知識を得るために「アスリート領域」「コーチング領域」「トレーナー領域」の3つの学修体系を設置しています。
 「アスリート領域」ではアスリート論に基づき、各競技スポーツにおける理論及び実習科目を開講します。「コーチング領域」ではコーチング論に基づき、アスリートを支援するために必要な実技系科目と講義?実験?演習系科目をバランスよく配置します。「トレーナー領域」ではアスレティックトレーニング概論に基づき、アスリートを支えるトレーナーとして必要な理論?実習?演習科目を開講します。いずれの領域においても、“実戦”重視の教育から身につけた理論と実践方法を各分野で発揮することのできる能力を有する人材を育成します。
 さらに「競技スポーツ研究領域」として、3年次より「競技スポーツ研究ゼミナール」を開講し、アスリート、コーチ、トレーナーの使命を理解し、それぞれの活動を通して社会に貢献しようとする意欲と能力を身につけるとともに、各分野におけるスペシャリストの育成に努めます。

『学修成果の評価方法』

競技スポーツ学科のディプロマ?ポリシーに示されている「知識?理解」「汎用的技能」「態度?志向性」に関して、ルーブリックによる観点別評価、修得単位数?GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。


3アドミッションポリシー

『求める学生像』

体育学部競技スポーツ学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ?ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。

『入学者にもとめる知識?技能?思考力?判断力?表現力?態度』
(1) 知識?技能

英語では、高校での英語の科目の履修を通して英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
国語あるいは、数学のいずれかについては、次のことが望まれます。
国語では、高校での履修を通して日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
数学では、高校での履修を通して公式や計算方法を理解した上で、それらを応用できる能力を身につけておくことが望ましい。
また、競技スポーツ学科においてその専門性をより高めるために、基礎的な運動技能を有していることが望ましい。

(2)思考力?判断力?表現力

競技スポーツを通じて、自己の競技力向上に留まらず、アスリート、コーチ、トレーナーの広範な知識や技能を総合的に思考し判断できる素養を持ち、スポーツ界をリードできる表現力が期待できること。

(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

競技スポーツを学ぶ者として、多様な価値観や他者との関係性を理解し、自らの活動を通して主体的に社会に貢献しようとする意欲と能力が期待できること。