経営学科の亀岡ゼミの学生が「神奈川産学チャレンジプログラム」で優秀賞を受賞しました

政治経済学部経営学科の亀岡京子教授のゼミに所属する学生グループが、「神奈川産学チャレンジプログラム」(主催:一般社団法人神奈川経済同友会)で優秀賞を受賞。昨年12月17日にパシフィコ横浜で開かれた表彰式に参加しました。同プログラムは、神奈川県内の大学と同会に所属する企業、団体とが協同し、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペです。参加企業が日常の経営課題の中から実践的な研究テーマを提示し、学生チームが数カ月をかけて研究テーマに取り組んだ成果を企業にプレゼンテーションします。企業は提出された研究成果の審査を行い、優秀な提案を表彰します。今年度は21大学から213チームが参加しました。

本学科で優秀賞を受賞したのは、3年次生の城倉雅也さん、澤田蔵人さん、森本迪彰さん、山本和成さんのグループ。半世紀近くにわたり多彩な高機能空調機を販売してきた日本ピーマック株式会社による課題「新しい働き方を実践する生産性の高まる魅力あるこれからのワークスタイル?プレイスの創造(オフィス?生産設備)」に取り組みました。学生たちは、「生産性を高めたい」という日本ピーマックの要望に対し、「生産性向上には従業員の健康が関連している」という研究結果を見つけ、経済産業省が優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する「健康経営優良法人認定制度」に着目。認定基準の中から「食生活の改善に向けた取り組み」「メンタルヘルス対策」をテーマに内容を考えました。食生活改善については、おいしくてヘルシーな料理を提供する「タニタ食堂」の社員に聞き取り調査を行い、その結果をもとにメニューや利益率などを分析して社内に食堂を設けることを提案。日本ピーマックの社員は昼食にコンビニを利用している人が多いというデータを受けて、野菜摂取量を増やすことで生活習慣病の予防につながることなども解説しました。メンタルヘルス対策については、城倉さんが湘南キャンパスで運動部の競技力向上を目標に活動する「スポーツサポート研究会」のメンタルトレーニング部門で学んできたことを生かし、呼吸法などのリラクゼーションプログラムや、物事に対する視点を変えることでストレスを軽減するトレーニングなどを提案しました。

城倉さんは、「実際にタニタ食堂の調査に行って生の声を反映したことや、心理面の専門知識を取り入れたことを評価していただきました。授業時間だけでは足らず、空き時間に集まって準備するなど大変なことも多かったのですが、クライアントに納得してもらうためにはどうしたらいいのかを考え、プレゼンにまとめるのはとてもいい勉強になりました」と振り返りました。

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