オンラインで講演会「ワインツーリズムと地域活性化」を開催しました

政治経済学部経営学科では12月15日に、LOCALSTANDARD株式会社代表の大木貴之氏によるオンラインで講演会「ワインツーリズムと地域活性化」を開催しました。大木氏は、東京都内のPRコンサルティング会社勤務を経て2000年に地元?山梨県に戻り、シャッター街化したまちを改善すべく飲食店を展開。人口減少により元気がなくなっていた地域を、地場産業であるワインを活用して次の世代につながる持続可能な地域にしていこうと「ワインツーリズム??」を仕かけてきました。地方でのプロジェクトの進め方や、地域の人たちと連携していくためにどのようなことを意識して共有したのかなど、20年にわたる地方の現場で感じたことについて講演しました。

当日はまず、アルマズヤッド?オスマン講師(経営学科)が開会のあいさつとともに講演会の趣旨を説明。大木氏はまず、イノベーションにおけるプロセスの変化について、これまでのような大集団からの変革ではなく、小集団による変革が注目されていることを解説し、地域という人的リソースの限られた環境でイノベーションを起こすことの大切さを語りました。続いて、大木氏が地元に戻る前のシャッター街化した甲府駅周辺や人口過疎、地場産業の衰退、ほとんど飲まれていなかった山梨のワインの状況等に触れ、そうした課題に対しどのような戦略を持って取り組んだのかを説明しました。

質疑応答では、「若者のワイン離れについてどう取り組んでいますか?」という質問に対し、「体験する機会が少ないことが背景にあると思います。きちんと体験できる場を提供すれば、結果的にワインを楽しむ人口は増えると考えています」と回答。「今後のワインツーリズムにおけるイベントの方向性を教えてください」という質問に対しては「イベントはホスト側の負担も大きいので、今後は縮小しつつ、日常的にゲストが楽しめる体験を提供していきたい」と答えました。他にも「地域を巻き込む際に気をつけるべきことは何ですか?」など30分以上にわたり多くの質問が寄せられ、大木氏の取り組に対する学生の関心の高さがうかがえました。

最後に大木氏は学生に対し、「日々を漫然と過ごすのではなく、スキルを得て、身近な課題を解決してみてください。長いスパンで課題に取り組む中で、自身も成長できると思います」とアドバイスを送りました。