医学部看護学科がデンマーク?デアコネス大学看護学部の学生を研修生として受け入れました

医学部看護学科では9月21日から10月3日まで、デンマーク?デアコネス大学看護学部の学生1名を研修生として受け入れました。本学科では2016年8月に同学部と学術交流協定を締結しており、短期研修生の受け入れをはじめ、本学医学部医学科、健康科学部社会福祉学科と合同で実施しているデンマーク医療福祉研修でもデアコネス大を訪問するなど、相互に交流を図っています。今回は、3年生のIda Barkov Thomsenさんが伊勢原キャンパスを拠点に講義や演習に臨み、ランチやホームステイなどを通じて学生や教員らとの親睦を深めました。

研修初日に実施した学生との交流学習会では、Thomsenさんがデンマークの医療制度や看護教育などについて紹介し、学生や教員らと意見を交わしました。翌日以降は、医学部付属病院における3年次生の実習や2年次生の皮下注射に関する講義、演習に参加し、隣接する付属本田記念幼稚園では学生とともに幼児教育を体験。付属病院や近隣の高齢者施設も見学しました。最終日のクロージングセレモニーであいさつに立ったThomsenさんは、「さまざまな器具や設備を使った演習や最先端の医療を提供している付属病院での実習など、一つひとつが貴重な経験になりました。充実した研修だっただけでなく、日本文化にも触れることができました。温かく迎えてくださった皆さまに感謝します」と笑顔を見せていました。

ホームステイで研修生を受け入れた萩原沙也香さん(4年次生)は、「横浜や鎌倉を観光したり、食事をともにしたりしながら、互いの国の文化や伝統、学生生活、趣味などについてじっくりと語り合うことができました。また、双方の看護教育や看護師の就労環境の違いについてもさらに学びが深まり、学習意欲を刺激されました。将来は海外で看護師として働くのが目標です。看護に関することはもちろん、英語の勉強にも力を入れたい」と話していました。

本学科国際交流委員長の石井美里教授は、「今年度は研修生が1名でしたが、4年次生が細かいところまで配慮し、研修プログラムはもとより、食事や買い物などの生活面にも積極的にかかわってくれました。今後も海外の学生との交流を通じて、双方の学生が成長してくれたらうれしい」と期待を語っていました。

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