体育学部とスポーツ医科学研究所では昨年12月26日から28日まで、静岡県西伊豆町で「澳门特区赌场_澳门英皇娱乐_彩客网官网推荐5年度ICOIプロジェクト実証事業」の一環として、実証実験を行いました。体育学部では、９月に西伊豆町と「スポーツによる地域振興にかかわる連携に関する覚書」を締結。同町に広がる豊かな自然や温泉地の活用に向けて、本学部の知見も加えた新たなアスリート支援プログラムや地域振興策の開発を展開しています。今回の実証実験は、スポーツ医科学研究所が今年度に静岡県が推進する温泉研究拠点創出を目指した「伊豆ヘルスケア温泉イノベーションプロジェクト（ICOIプロジェクト）」実証事業の採択を受け、西伊豆町と共同で町営の温泉プールを利用した新たなスポーツ合宿プランの開発を行うものです。
今回の実証実験には湘南キャンパスで活動する男子バスケットボール部、男子バレーボール部、ラグビーフットボール部から15選手が参加。27日には研究を担当するスポーツ医科学研究所の山田クリス孝介准教授や競技スポーツ学科の笹木正悟准教授らからレクチャーを受けながら、地元湧出の源泉が流れ込む温水プールでウォーキングやストレッチに取り組み、心拍数や唾液成分を測定しました。実験後には、地元飲食店で高タンパク低脂質の鹿肉や名産品「潮かつお」、水産学科の秋山教授が研究開発に協力した「三保松さば」、静岡県産のケールなどを使ったアスリート向け料理なども試食し、スポーツ合宿誘致を目指す同町担当者からのヒアリングも受けました。
山田准教授は、「昨年10月には、ジャパンラグビーリーグワン『静岡ブルーレヴズ』の選手を対象にした実証実験も行いました。温泉の温熱作用や成分によって精神と体の両面でリカバリー効果が期待できると考えており、本実証の成果は３月下旬に沼津市で開催するICOIプロジェクト成果発表会で報告する予定です」と話しています。
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